記念論文集刊行のご案内


国立音楽大学音楽研究所は2007 年3月を活動の一区切りとし、1999 年度に発足した音楽療法研究部門は8年間の活動を終了いたしました。これを期に2007年6月、記念論文集「音楽療法の現在」を人間と歴史社より刊行いたしました。

音楽療法の現在
国立音楽大学音楽研究所音楽療法研究部門編
人間と歴史社 定価4200円(税込) ISBN:9784890071661


p.1-3村井靖児刊行に寄せて
p.5-6遠山文吉はじめに
p.13-23稲田雅美沈黙に寄り添う音楽とともに : 音楽的対話の源を求めて
p.25-51遠山文吉子どもの音楽療法 : 「対象の理解」と「目標の設定」に焦点をあてて
p.53-75古平孝子内面性の諸現象と分析的音楽療法 : 20代女子学生へのアプローチ
p.77-86中野万里子音楽療法セッションにおける「場」 : 統合失調症患者への音楽のアウトリーチ
p.87-108馬場 存精神科の音楽療法における音楽について
p.109-126門間陽子高齢者領域の音楽療法のねらいはどこにあるのか : 岐阜県音楽療法士の事例集を通した考察
p.127-147岡崎香奈/羽田喜子音楽療法士が「自分と音楽との関係」を見直すこと : 感性化トレーニング体験記から
p.149-160林 庸二“Therapy”の語源から見た音楽療法
p.161-182阪上正巳「臨床音楽学」の可能性 : 音楽療法の基礎学として
p.183-198谷口高士音楽療法において心理学的方法論をどのように生かすか : 臨床実践の外から見た音楽療法
p.199-209若尾 裕ドゥルーズ+ガタリの音楽論と音楽療法
p.211-237真壁宏幹「シンボル感の生成」としての美的経験 : バウハウスにおける「音楽教育」をめぐって
p.239-264牧野英一郎「替え歌」から「つくり歌」と「歌掛け」へ : 多くの日本人に受け入れられる療法モデルを求めて
p.265-279屋部 操音楽雑誌にみる音楽療法関連文献
p.281-300ケネス・E・ブルーシア音楽療法とは何か(講演記録)
p.301-318ケネス・E・ブルーシア音楽療法臨床における即興(講演記録)
p.319-331バーバラ・ヘッサー音楽療法士になるために何を学んだらよいか(講演記録)
p.333-345キャロライン・ケニー音楽療法と審美性 The Field of Play(講演記録)
p.347-359ブリュンユルフ・スティーゲ音楽療法とコミュニティ(講演記録)
p.361-370井上勢津ノルウェーの音楽療法事情(講演記録)
p.371-374阪上正巳あとがき

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